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春夏秋冬

中学校社会科教師の考えている事:
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〜進学塾(中学・高校受験)の講師・教室長として民間企業で10年以上勤務した後、公立中学の教諭となりました〜
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会津戦争(戊辰戦争)
今年の大河ドラマ「八重の桜」はたいへんよくできていて、全話をを録画しながら視ている。
そして想うのは会津(福島県)という国の不運だ。
東日本大震災(福島原発の事故)がなければ、「賊軍」会津出身の女性・山本(川崎/新島)八重を主人公とする大河ドラマは企画されることもなかった。
東北(福島)復興を趣旨として、ようやくNHKは会津側からみた戊辰戦争を描けたわけで、そこに今も残るこの会津戦争の「わだかまり」を感じざるを得ない。

『1986(昭和61年)に長州藩の首府であった萩市が会津若松市に対して、「もう120年も経ったので」と会津戦争の和解と友好都市締結を申し入れたが、会津若松市側は「まだ120年しか経っていない」とこれを拒絶した』という。

これまで描かれてきた会津戦争は白虎隊ばかりで、「少年」部隊の「悲劇」のみが印象づけられてきた。
「女性」を主人公とするのは時代の潮流で、八重はまさに「ハンサム・ウーマン」だが、「官軍」側から一方的に「賊軍」とされた会津の不幸・不運と、その会津側の「正当性」をここまではっきり表現した作品はこれまでなかったのである。
そこに明治維新以後、いまなお残る薩長(特に長州閥)の影響、残照を感じる。それほど、この国は長州閥にある意味において支配されてきたのだ。

旧大日本帝国陸軍は長州閥そのものであったし(海軍は薩摩閥)、その陸軍が満州事変以後、日中戦争・太平洋戦争と国を誤らせた。
歴代内閣総理大臣で最も多いのは長州(山口県)出身者であり、現在の首相・安倍晋三も山口県人である。さらにいえば、彼の祖父はA級戦犯容疑者として逮捕されながらCIAの反共政策に協力することで訴追を免れ、のちに総理となった「昭和の妖怪」岸信介だ。
現総理の目指す「憲法改正」が、自主憲法を目指す自民党の党是に沿ったものであるのは良いとして、その意図のなかに東京裁判史観の見直しや、戦犯とされた人々の「復権・再評価」があることは疑い得ないだろう。
私は勝者が敗者を一方的に処断した東京裁判史観を見直すことにも意義はないのだが、であるなら当然、会津(福島)の復権が先ではないだろうか?
さらに、同じ日本人の間でさえ、「まだ120年しか経っていない」という根深い相剋があるというのに、韓国・中国に対して「いつまで反日を続けるのか、もういいかげんにしろ」などと言えるのだろうか?

会津という国は、藩租・保科正之が誠の武士の国をつくりあげ、それを営々と受け継いできた見事な国だ。
以前、紹介した会津藩「什の掟」と、それを基にした「あいづっこ宣言」を読むだけでもそれは分かる。
そうした国を「賊軍」として滅ぼし、東京電力の原発を集中的に担わせ、その結果の震災・原発事故である。
自らを免罪する前に、歴史を学んで、まずは会津(福島)に贖罪するべきではないだろうか。
| 春秋里(haruakisato) | 歴史:日本史・世界史 | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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