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春夏秋冬

中学校社会科教師の考えている事:
家族・子育て・仕事・学校・社会・歴史・趣味・etc・・・
〜進学塾(中学・高校受験)の講師・教室長として民間企業で10年以上勤務した後、公立中学の教諭となりました〜
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まともな塾の受験指導
中3の担任を2年続けると、勤務校周辺の塾の進学指導がみえてくる。そこで、塾と中学校と双方に勤務した経験から、まともな塾の進路指導を考えてみると・・・

 峭膤兵太咫弸遒蠅冒らない。
一番多いパターンだが、やたらと、
「無理受けさせる」
「上位校ばかり勧める」
「不必要な(日程の違う)他県の高校を受けさせる」
「複数校の受験をすすめる」
などは、明らかに「実績作り」に利用され、踊らされている。

ひどい塾になると、自社模試で甘い判定を出してまで、これを行うので、要注意だ。
受験者が多く、他塾生や塾に行っていない生徒も受験するその県最大の模試(大阪だと五ツ木、次いで大阪進研)の最も受験者の多い回(だいたいは11月)を受験して、子供の正確なSS(偏差値)を知っておくのが無難だろう。
模試の成績表を学校の懇談に持って行くのも良いが、塾の模試は上記のように信頼度の低いもの・操作されたものがあるので要注意。

▲リギリ合格を狙わない。
子供の可能性を最大限に発揮させてやりたいのは、親も教師(塾も学校も)同じ気持ちだ。しかし、入学してからその学校の勉強についていけなくなった。ひどい場合は、退学を余儀なくされては意味がない。したがって、良心的な塾は正確な資料に基づいて、「ギリギリであること」をはっきり告げる。その上で、受験するかどうかの判断は、三者懇談で決める。

子供の適性を考慮する。
進学塾は大手であればあるほど、「合格実績」競争が激しいので、大学実績の高い高校・合格偏差値の高い学校ほど良い学校として受験を勧めるが、その高校が果たしてその子に合っているかまでは考えない。
適正な生徒数の塾、「口コミ」で生徒を集めているような面倒見の良い塾、しっかりした教育理念のある塾は、懇談や進学相談に充分時間をかけ、親や本人の意向も聞きつつ意見してくれる。
学力がみあっているかと同じぐらい、校風が合っているかは受験校選びの重要な要素なのだ。

っ看い信頼できる。
合格実績・データ・教材・教育システム・費用・・・塾選びにはさまざまな要素があるが、子供とって重要なのは、
「授業の良さ(わかりやすさ・厳しさ・面白さ・成績に直結するか)」
「塾の雰囲気(一緒にがんばる仲間・教室環境・自習しやすさ)」
親が確認しなければならないのは、その2点に加えて、
「専任講師か、指導経験年数、担任制か」そして、
「教師として、人間として信頼できる(信用できる)かどうか」だ。
「あいさつ・返事・言葉づかい・正直さ」
「子供のことを一緒に親身に悩み考えてくれるか」など、「先生の人徳」の部分は、未熟な子供には判らないので、親が判断すべきだ。

ただ、己より教養や経験や人徳が広く深い人物を、一段レベルの低い人間は評価できない・・・。したがって「授業アンケート」は、その先生とすごした時間の長さ(親密さ)で左右されるため、あまり信憑性がない・・・という点もお忘れなく。
| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
最新受験情報(大阪府公立高校)
調査書の評価において、いまだ全国唯一相対評価を続けている大阪府の公立高校入試だが、「大阪維新の会」の影響でこの数年で目まぐるしく変わりそうだ。
来年度(現中2)からは現行の4学区制が撤廃される予定だし、同時に絶対評価が導入されるだろう。

今年度(現中3)については、専門学科等の前期入試の学科を持たない普通科のみの公立高校が、定員の80名(2クラス)分に限り前期で選抜できることとなった。
その前期入試は、数・英・国の3教科(各50点)+小論文30点が原則となり、一部の学科で行われていた前期の理・社は廃止される。また、文理学科など一部のみであった小論文が、どの学科でも課されることとなった。配点は各50点が原則だが、国語科は国語のみ100点、英語科や国際科は英語のみ100点、理数科は数学のみ100点満点などと、傾斜配点がある。そして最難関の文理学科は数・英・国とも各100点満点だ。

さらに後期入試では数・英・国・理・社の5教科の入試が各80点400点満点から、各70点350点満点に変更となった。
また、調査書についても、A教科(数・英・国・理・社)が10段階評定をそれぞれ3倍した各30点・計150点、B教科(音・体・技家・美)は10段階評定をそれぞれ5倍した各50点・計200点となり、調査書の満点も350点となる。
これを各高校が選択した型〜学力テスト重視の儀拭▲謄好函δ敢砂颯ぁ璽屮鵑劉況拭調査書重視の祁拭舛里い困譴(いずれも満点は700点)で合否判定することになる。

学力テスト1.2倍(420点)+調査書0.8倍(280点)

学力テスト1倍(350点)+調査書1倍(350点)

学力テスト0.8倍(280点)+調査書1.2倍(420点)

この倍率は、学力テストおよび調査書の満点が変更されたことによって、従来の400+265、400+440、400+615のパターンを変えたものだが、汽謄好判纏觀燭世肇謄好氾世調査書点の約1.5倍、況燭魯謄好氾世調査書点の約0.9倍だったものが完全1:1に、慶敢砂饅纏觀燭魯謄好氾世調査書点の約0.65倍となっており、その比率(学力テスト:調査書)は従来とほぼ変更がない形だ。

ともあれ前期入試が超激戦となることは間違いない。
| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 01:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
私立高校と公立高校
大阪府下の私立高校では、授業料年間58万円以内であれば、一旦納入した授業料を大阪府が肩代りする12月頃には返金される。
もちろん私学のほうが、入学金・施設維持費・制服や教材費・修学旅行等の積立など諸経費はかかるものの、かなり私学へ進学しやすくなった。
(ちなみに授業料が限度額以上で大阪府から支出されないのは、関西学院千里国際高校の1校のみで、ここは高校1年の学費が96万円という…、ありえない金持ち高校だ。)

懇談で保護者から「私立と公立の違い」をよく聞かれるが、私立のほうが各高校の特色(進学・スポーツ・宗教など)様々で、公立の雰囲気はどこもたいして変わらない。
| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
過去問の解き方
2月の私立高校受験にむけて、過去問の解き方(赤本の使い方)を質問されたので、載せてみたい。

冬休みに入ったら、12月中に学校の宿題を終わらせる。また、苦手教科・弱点教科があるなら、できるだけ年内に復習して補強しておく。
(人気校の赤本は売り切れてしまう場合もあるので、早めに購入しておくこと。)

1月に入ったら、毎日1教科は時間を計って過去問を説き、採点してみる。はじめのうちはほとんどできないのでショックを受けるが、大丈夫。
解答時間の倍の時間をかけて、間違った問題を説き直し、解説をよく読んで、解き方・考え方を確認していく(たまに解説がまちがっているから注意!)。

原則、平日は1教科、休日は2教科か3教科程度に限定して、集中的に復習(間違えた問題の単元について勉強し直し、類題を解く)。このペースで、1月中に過去問5年分が終わるようにする。

受験科目が3教科の場合、もちろんその3教科にしぼって勉強をすすめる。ただ、3教科だろうと5教科であろうと、勉強量は数学を一番多くし、次いで英語・国語・理科・社会の順となる。ともかく入試で差がつくのは、数英国理社の順番なので、数学が5なら、英語は4、国語は3、理科2、社会1ぐらいの時間配分で良い。

順番としては、まず昨年のもの、次に5年前・4年前・・・と解いていき、最後にもう一度、昨年のものを解いてみると驚くほど得点力が上がっている。
 
| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
塾論1 中学受験
自分がかつて勤務していた塾は、中学受験と高校受験の2つのコースをメインとする総合進学塾だった。

中学入試はかなり特殊で、経験者・関係者しかわからない独特な世界だ。どれだけ特殊かを想像してもらうには、最難関中学の算数の問題を解いてみれば良いだろう。
例えば毎年、新聞にも掲載される灘中学の算数の問題を1問でも解こうとしたら、大人でも普通には40〜50分かかる。そして、そんな問題が10問も並んでいるものを小学校6年生が60分で解くと聞かされ、愕然とする。
ある種のエリート教育なのだ。

その特殊さゆえに、本当に目玉が飛び出るほど時間もお金もかかる世界ゆえ、よほど経済力のある家庭でないと、中学受験は無理である。

したがって、塾も中学受験専門塾か、中学受験部門が完全に!独立している塾でないと、思うような効果は得られない。ただしまた、その特殊さゆえに塾や学校やその関係者や、受験生やその家族がカルト化していることも事実である。
| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
中黒・ハイフン・ダブルハイフン
急遽、非公開にした記事についたコメント(質問)にお応えしておきます。

「樺太・千島交換条約を樺太-千島交換条約や樺太=千島交換条約と書いても試験では減点にされないのでしょうか?中黒は複数の単語を並列し、まとまった概念を示すときに、その区切りに使われるので樺太-千島交換条約や樺太=千島交換条約とハイフンやダブルハイフンで書いたら私が採点者だったら気分次第で減点にしそうですが。大変申し訳ないのですができれば御教示下さい」

確かに、自分は中黒を並列で扱っていますが、それはいつの間にか身につけた「自分のルール」で、そのルールが一般的かどうかは知りません。
したがって自分なら、中黒・ハイフン・ダブルハイフンのどれを使っていても、丸にすると思います。
「気分次第」とはどういうことか分かりませんが、読めない(判読不能な)字はバツにする場合がありますね。

この場合、気になるのはそこよりも、「樺太・千島交換条約」なのか、「千島・樺太交換条約」なのか、どちらなのかですが、どちらでもOKです。
| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 08:21 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
国語教育
さらに言えば、日本の国語教育は極めてレベルが低い。

なぜあのように名文を精読することに時間をかけ、その中で漢字や文法や文学的素養を教えようとするのか。
小説好きを育てたい、情緒的教育としかいいようがない。
しかも文学作品は部分抽出が多く、中途半端な文学教育さえ失敗している。

言語はまずなにより、思考する道具であり、考えるための、あるいは考えを伝えるための道具である。

受験に使え、全教科に必要で、かつ将来まで役に立つ国語力をつけたいならば、小説でも論説でも随筆でも、さらに言うなら新聞でも法律でも辞書でも構わないので、どんどん大量に文章を読ませ、要旨を書きださせるようにすればよい。

そうすれば読解力と思考力が育ち、すべての教科で学力が飛躍的に伸びる。

大量に読む時間がないなら、自分の読解力を上まわる難解な文章を、辞書を片手に精読すれば良い。

私の場合は、一般的な知識・教養(大学の教養レベル)は高校時代から読んでいた新聞によって培われたし、専門的(学問的)な読解力は、大学3回生の夏休みに1ヶ月かけて読んだ1冊の哲学書から手に入れた。

最初は30分〜1時間かかってやっと1行を理解できていたものが、やがて同じ時間で1ページ、10ページと読める(理解できる)ようになった。
精読とは一字一句と格闘することなのだ。
| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 20:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
検定教科書
日本の子どもの学力を下げている原因のひとつに、検定教科書がある。

読めばわかるが、研究者は少しでも多くの内容を盛り込もうとし、文科省はそれを一律に削ろうとする。
その妥協の産物が検定教科書であり、その内容はおそろしく具体性に欠け、抽象度の高い書物となる。

そうでなくても国語力のない子どもたちが、要約のため抽象化された文章を読み解けるはずもなく、教科書は読んでも意味のわからない本となって、ますます学力低下が進む。

私立の中高一貫校などでは、検定教科書は使わない教材として入学時に一括して渡して、それでおしまい。

塾用の教材や高校レベルの教材で中学生を教えて、大学受験に備える。
ただし、灘・東大寺・洛南・大阪星光などの最上級校では、そんな「受験学力」を教えるための教材ではなく、岩波新書などを教材に「教養」「学問」の基礎となる教育を行っている。

学力を伸ばしたのなら、まず検定制度を廃止すればよいし、そもそも文科省は不要である。
| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 19:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
保護者学習会資料
 

「書く」技術を習得する:問題の指示どおりの(ポイントを押さえた)解答を作る。

 中学入試:小6後半
 高校入試:中3後半


 最後に問題を解いたあとの「答え方」を訓練しなければなりません。中学入試も高校入試も、受験には各教科でそれぞれ暗黙のルールがあります。表記(漢字/ひらがな/カタカナ)の区別、単位の処理、文末処理(〜から/〜こと)や、数学の作図・証明、英作文など、それぞれそのルールにしたがって解答を作る練習をしていきます。特に国語では50字〜100字を越えるような文章での解答を求められる場合もあるので、ポイントを押さえた文章を作らなければなりません。模範解答だけが正解ではないので、直前の入試問題演習で書く技術をしっかり身につけてください。

 

ちなみに…「話す」は必要ない。

 お子さんが新しく知った知識を話したがるのは当然で、勉強への興味・関心を維持するためにも、保護者はぜひ「楽しそう」に聞いてあげて欲しいと思います。ただ日本では中学・高校・大学いずれの入学試験でも、「話す」能力は問われません。教師など「話す」職業を目指さない限りは、「話す」能力を鍛える必要もありません。

 「聞く」ことができるようになると、口の立つ生徒は教師に「つっこみ」を入れて授業妨害したり、勉強したくない理由を巧に言い訳するようになります。『人間は考えることが少なければ少ないほどよけいによくしゃべる(パスカル)』という言葉の真偽はさておき、「黙々と沈黙に耐えて、誰に頼ることもなくひとりで考え続ける」能力を試されるのが日本の入試である以上、口が達者である必要はみじんもないのです。

| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 00:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
保護者学習会資料

「解く」姿勢を身につける:いろいろな問題パターンに慣れ、解き方を覚えていく。

 中学入試:小5〜小6前半
 高校入試:中2後半〜中3前半

 
 難しい問題や新しい解法を次々と学習するこの時期までに、「聞く」「読む」姿勢が身についていれば、あとは演習量がものをいいます。入試準備期のこの時期には、新しい問題にどんどんチャレンジするだけでなく、間違い直しもしっかりこなして「解く」量を増やすことが大切です。

 通常、進学塾ではこの「解く」ことと次の「書く(解答作成の技術)」ことを訓練するのですが、近年はその前段階である「聞く→読む」姿勢が身についていない生徒が多く、そこから指導しなければ「解けない」生徒がほとんどになってしまっていますので、塾の教師もそちらの指導に腐心しているところです。逆に言うと「聞く」「読む」ができる子については、新しいことを吸収する素地ができているので、新しい解法や難問にチャレンジする意欲さえ持続してやれば、自分でどんどん勉強して伸びていきます。よく「興味・関心を持たせる動機づけが大切」と言われますが、それは「聞く→読む」姿勢ができている子に対して有効なのであって、そうでない生徒は興味以前の問題だということです。それだけ解くことを学ぶ前の段階での躾が、非常に重要だとご理解ください。

| 春秋里(haruakisato) | 受験ノウハウ | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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